航空会社マイレージ・クレジットカード・ホテルプログラム等についての話題を綴っていきます。
カウンター
ブログ内検索
みなさん、こんにちは。
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-4.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(提携航空会社特典航空券編)
今回の制度変更により、提携航空会社特典航空券とスターアライアンス特典航空券は、特典交換に必要なマイレージチャートが統一され、一本化されるようです。
統一された特典交換マイレージチャートは次の通りです。
すぐ下にANA国際線特典航空券のレギュラーシーズンの必要マイル数を参考に示します。
全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)
0~600 エコノミー14,000、ビジネス28,000、ファースト45,000
(ANA国際線特典:エコノミー12,000、ビジネス25,000、ファースト40,000)
601~1,600 エコノミー17,000、ビジネス33,000、ファースト55,000
(ANA国際線特典:エコノミー15,000、ビジネス30,000、ファースト50,000)
1,601~2,000 エコノミー20,000、ビジネス38,000、ファースト60,000
(ANA国際線特典:エコノミー18,000、ビジネス35,000、ファースト55,000)
2,001~4,000 エコノミー22,000、ビジネス43,000、ファースト70,000
(ANA国際線特典:エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000)
4,001~7,000 エコノミー38,000、ビジネス63,000、ファースト90,000
(ANA国際線特典:エコノミー35,000、ビジネス60,000、ファースト80,000)
7,001~9,000 エコノミー43,000、ビジネス68,000、ファースト100,000
(ANA国際線特典:エコノミー40,000、ビジネス65,000、ファースト90,000)
9,001~11,000 エコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000
(ANA国際線特典:エコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000)
11,001~14,000 エコノミー60,000、ビジネス90,000、ファースト140,000
(ANA国際線特典:エコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000)
比較すると明らかなように、提携航空会社特典はANA国際線特典よりも多くのマイルが必要です。エコノミーで2,000~5,000、ビジネスで3,000~5,000、ファーストで5,000~20,000ほど多くのマイルを必要とします。
管理人の経験では、以前、成田-バンコク線(4,001~7,000マイル区間)ビジネスクラスの特典航空券を利用しようとしたとき、ANAなら60,000マイル、タイ国際航空なら70,000マイルと案内を受けたことがあります。上記の表では4,001~7,000マイル区間の提携航空会社ビジネスクラス特典は63,000マイルで済みますから、場合によっては、以前より少ないマイルで利用できるケースもあるようです。
管理人は、提携航空会社特典航空券とスターアライアンス特典航空券は利用したことがありません。それはANA国際線特典航空券と比較し、予約変更の点で使い勝手が劣るからです。ちなみに提携航空会社特典航空券とはANAグループ便以外の提携航空会社一社のみの利用の特典航空券(往復とも同一航空会社の場合等)、スターアライアンス特典航空券とは、スターアライアンス加盟航空会社2社以上の便利用を組み合わせた特典航空券(往復で航空会社が異なる場合等)のことを指しました。
予約変更については、提携航空会社特典の場合は、予約変更は可能なものの、現在の予約便出発より前の時点に変更を申し出、変更できるのは変更申し出から7日後以降の便という制限がありました。また、スターアライアンス特典の場合は、さらに第一区間出発後は一切変更は不可という制約がつきました。さらに、空席待ちはどちらの特典も受け付けてはもらえません。
今回の一本化により、予約変更のルールは厳しいスターアライアンス特典のルールに一本化された模様で、第一区間出発後の変更は一切不可になってしまったようです。この点は非常に残念です。ANA便の場合は特典枠の空きさえあれば直前でも予約変更が可能ですし、必要マイル数が少ないことを考えても、ANA便利用が可能ならばANA国際線特典航空券の方がお得で便利でしょう。
とはいえ、いろいろな航空会社のフライトを利用する楽しみ、またANA便の国際線路線は少ないので、それをカバーするスターアライアンス加盟各社のフライトを利用できるメリットは非常に大きいものがあります。利用者としてはうまく使い分けていく必要があるでしょう。
以下のANAのWEBサイトで提携航空会社特典についての詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_teikei.html
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-4.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(提携航空会社特典航空券編)
今回の制度変更により、提携航空会社特典航空券とスターアライアンス特典航空券は、特典交換に必要なマイレージチャートが統一され、一本化されるようです。
統一された特典交換マイレージチャートは次の通りです。
すぐ下にANA国際線特典航空券のレギュラーシーズンの必要マイル数を参考に示します。
全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)
0~600 エコノミー14,000、ビジネス28,000、ファースト45,000
(ANA国際線特典:エコノミー12,000、ビジネス25,000、ファースト40,000)
601~1,600 エコノミー17,000、ビジネス33,000、ファースト55,000
(ANA国際線特典:エコノミー15,000、ビジネス30,000、ファースト50,000)
1,601~2,000 エコノミー20,000、ビジネス38,000、ファースト60,000
(ANA国際線特典:エコノミー18,000、ビジネス35,000、ファースト55,000)
2,001~4,000 エコノミー22,000、ビジネス43,000、ファースト70,000
(ANA国際線特典:エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000)
4,001~7,000 エコノミー38,000、ビジネス63,000、ファースト90,000
(ANA国際線特典:エコノミー35,000、ビジネス60,000、ファースト80,000)
7,001~9,000 エコノミー43,000、ビジネス68,000、ファースト100,000
(ANA国際線特典:エコノミー40,000、ビジネス65,000、ファースト90,000)
9,001~11,000 エコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000
(ANA国際線特典:エコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000)
11,001~14,000 エコノミー60,000、ビジネス90,000、ファースト140,000
(ANA国際線特典:エコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000)
比較すると明らかなように、提携航空会社特典はANA国際線特典よりも多くのマイルが必要です。エコノミーで2,000~5,000、ビジネスで3,000~5,000、ファーストで5,000~20,000ほど多くのマイルを必要とします。
管理人の経験では、以前、成田-バンコク線(4,001~7,000マイル区間)ビジネスクラスの特典航空券を利用しようとしたとき、ANAなら60,000マイル、タイ国際航空なら70,000マイルと案内を受けたことがあります。上記の表では4,001~7,000マイル区間の提携航空会社ビジネスクラス特典は63,000マイルで済みますから、場合によっては、以前より少ないマイルで利用できるケースもあるようです。
管理人は、提携航空会社特典航空券とスターアライアンス特典航空券は利用したことがありません。それはANA国際線特典航空券と比較し、予約変更の点で使い勝手が劣るからです。ちなみに提携航空会社特典航空券とはANAグループ便以外の提携航空会社一社のみの利用の特典航空券(往復とも同一航空会社の場合等)、スターアライアンス特典航空券とは、スターアライアンス加盟航空会社2社以上の便利用を組み合わせた特典航空券(往復で航空会社が異なる場合等)のことを指しました。
予約変更については、提携航空会社特典の場合は、予約変更は可能なものの、現在の予約便出発より前の時点に変更を申し出、変更できるのは変更申し出から7日後以降の便という制限がありました。また、スターアライアンス特典の場合は、さらに第一区間出発後は一切変更は不可という制約がつきました。さらに、空席待ちはどちらの特典も受け付けてはもらえません。
今回の一本化により、予約変更のルールは厳しいスターアライアンス特典のルールに一本化された模様で、第一区間出発後の変更は一切不可になってしまったようです。この点は非常に残念です。ANA便の場合は特典枠の空きさえあれば直前でも予約変更が可能ですし、必要マイル数が少ないことを考えても、ANA便利用が可能ならばANA国際線特典航空券の方がお得で便利でしょう。
とはいえ、いろいろな航空会社のフライトを利用する楽しみ、またANA便の国際線路線は少ないので、それをカバーするスターアライアンス加盟各社のフライトを利用できるメリットは非常に大きいものがあります。利用者としてはうまく使い分けていく必要があるでしょう。
以下のANAのWEBサイトで提携航空会社特典についての詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_teikei.html
PR
みなさん、こんにちは。
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-3.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国際線アップグレード編)
ANAアップグレード特典は、シーズンによる変動はなく、1区間(片道)ごとの距離(区間基本マイレージの合計数)によりアップグレードに必要なマイルが決まります。
1区間(片道)の距離(区間基本マイレージの合計数)
0~2,000 エコノミー→ビジネス:12,000、ビジネス→ファースト:20,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり10,000。ファーストクラスの設定はこの距離の路線ではないと思われる。
※コメント:エコノミー→ビジネスで片道当たり+2,000とやや値上げ。
2,001~3,500 エコノミー→ビジネス:18,000、ビジネス→ファースト:30,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり17,500、ビジネス→ファーストで片道当たり30,000。
※コメント:エコノミー→ビジネスで+500の値上げだが、従来とほぼ同等。
3,501~4,500 エコノミー→ビジネス:20,000、ビジネス→ファースト:35,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり20,000、ビジネス→ファーストで片道当たり30,000。
※コメント:ビジネス→ファーストで片道+5,000の大幅値上げ。ただ、具体的にこのアップグレードを利用できる路線・クラスの設定はないと思われる。(ホノルル線、ムンバイ線にはファーストクラスの設定がないはず)
4,501~5,500 エコノミー→ビジネス:25,000、ビジネス→ファースト:40,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり25,000、ビジネス→ファーストで片道当たり40,000。
※コメント:従来通り。
5,501~7,000 エコノミー→ビジネス:28,000、ビジネス→ファースト:45,000
従来は、北米線片道当たり、エコノミー→ビジネスで25,000、ビジネス→ファーストで40,000、ヨーロッパ線片道当たり、エコノミー→ビジネスで27,500、ビジネス→ファーストで42,500。
※コメント:北米線(シカゴ・ニューヨーク・ワシントン線)は、エコノミー→ビジネスで+3,000、ビジネス→ファーストで+5,000の大幅値上げ。ヨーロッパ線はエコノミー→ビジネスは+500、ビジネス→ファーストは+2,500とやや値上げ。
管理人の所感としては、是非ともアップグレードしたい長距離の北米線(シカゴ・ニューヨーク・ワシントン線)、ヨーロッパ線で必要マイル数が増えたのが残念なところです。ただ、従来の特典利用不可の期間がなくなったことで、アップグレード枠さえ提供してもらえればアップグレードが利用できる可能性が出てきたことは素直に歓迎したいと思います。
以下のANAのWEBサイトでANAアップグレード特典についての詳細が確認できます(ページ下部に記載あり)。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_int.html
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-3.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国際線アップグレード編)
ANAアップグレード特典は、シーズンによる変動はなく、1区間(片道)ごとの距離(区間基本マイレージの合計数)によりアップグレードに必要なマイルが決まります。
1区間(片道)の距離(区間基本マイレージの合計数)
0~2,000 エコノミー→ビジネス:12,000、ビジネス→ファースト:20,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり10,000。ファーストクラスの設定はこの距離の路線ではないと思われる。
※コメント:エコノミー→ビジネスで片道当たり+2,000とやや値上げ。
2,001~3,500 エコノミー→ビジネス:18,000、ビジネス→ファースト:30,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり17,500、ビジネス→ファーストで片道当たり30,000。
※コメント:エコノミー→ビジネスで+500の値上げだが、従来とほぼ同等。
3,501~4,500 エコノミー→ビジネス:20,000、ビジネス→ファースト:35,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり20,000、ビジネス→ファーストで片道当たり30,000。
※コメント:ビジネス→ファーストで片道+5,000の大幅値上げ。ただ、具体的にこのアップグレードを利用できる路線・クラスの設定はないと思われる。(ホノルル線、ムンバイ線にはファーストクラスの設定がないはず)
4,501~5,500 エコノミー→ビジネス:25,000、ビジネス→ファースト:40,000
従来は、エコノミー→ビジネスで片道当たり25,000、ビジネス→ファーストで片道当たり40,000。
※コメント:従来通り。
5,501~7,000 エコノミー→ビジネス:28,000、ビジネス→ファースト:45,000
従来は、北米線片道当たり、エコノミー→ビジネスで25,000、ビジネス→ファーストで40,000、ヨーロッパ線片道当たり、エコノミー→ビジネスで27,500、ビジネス→ファーストで42,500。
※コメント:北米線(シカゴ・ニューヨーク・ワシントン線)は、エコノミー→ビジネスで+3,000、ビジネス→ファーストで+5,000の大幅値上げ。ヨーロッパ線はエコノミー→ビジネスは+500、ビジネス→ファーストは+2,500とやや値上げ。
管理人の所感としては、是非ともアップグレードしたい長距離の北米線(シカゴ・ニューヨーク・ワシントン線)、ヨーロッパ線で必要マイル数が増えたのが残念なところです。ただ、従来の特典利用不可の期間がなくなったことで、アップグレード枠さえ提供してもらえればアップグレードが利用できる可能性が出てきたことは素直に歓迎したいと思います。
以下のANAのWEBサイトでANAアップグレード特典についての詳細が確認できます(ページ下部に記載あり)。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_int.html
みなさん、こんにちは。
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-2.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国際線特典航空券編)
国際線の場合は、これまではゾーン及びクラスごとに定められた規定のマイル数での交換でしたが、今後は、区間距離、シーズンに応じたマイル数が必要になります。
国際線の場合も国内線同様、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)、シーズン(L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン)により特典交換に必要なマイル数が決まります(ファーストクラスについてはシーズンによる必要マイル数の変動なし)。ただし国際線の場合、利用方面(エリア)によりシーズンが異なってくるので注意が必要です。こちらの一覧については、データ量が多いので、ANAのWEBサイト(本記事の最後にあるリンクよりジャンプできます)でご確認下さい。
目的地がゾーンでなく全旅程距離となり、分かりにくくなってしまったので、ここではANAのWEBサイト記載のケースを例に、具体的なご紹介したいと思います。
エコノミークラス往復旅程(2区間)の場合の必要マイル数
601~1,600マイル区間 L:12,000、R:15,000、H:18,000
(東京・大阪・名古屋-ソウル往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:25,000、R:30,000、H:35,000、ファーストクラスは50,000。
従来は、エコノミー15,000、ビジネス30,000、ファースト50,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは従来と変わらず。
1,601~2,000マイル区間 L:14,000、R:18,000、H:21,000
(東京-瀋陽、大阪-瀋陽・大連・上海・青島・杭州、名古屋-上海往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:30,000、R:35,000、H:40,000、ファーストクラスは55,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:近距離アジアのゾーンでも短距離の部類ということで、レギュラーシーズンベースではエコノミー-2,000、ビジネスとファーストは-5,000の値下げで従来よりややお得。
2,001~4,000マイル区間 L:17,000、R:20,000、H:23,000
(東京-大連・青島・上海・杭州・北京・台北・厦門・香港・広州、大阪-台北・北京・厦門・香港・グアム、名古屋-天津・台北・広州往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:35,000、R:40,000、H:45,000、ファーストクラスは60,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
4,001~7,000マイル区間 L:30,000、R:35,000、H:40,000
(東京-ホーチミンシティ・バンコク・シンガポール往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:55,000、R:60,000、H:65,000、ファーストクラスは80,000。
従来は、遠距離アジアのゾーンで、エコノミー35,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
7,001~9,000マイル区間 L:35,000、R:40,000、H:45,000
(東京-ホノルル・ムンバイ往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:60,000、R:65,000、H:70,000、ファーストクラスは90,000。
従来は、エコノミー40,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでみた場合、エコノミーは変わらず、ビジネスは+5,000、ファーストは+10,000で従来よりかなりの値上げ。
9,001~11,000マイル区間 L:40,000、R:50,000、H:60,000
(東京-サンフランシスコ・ロサンゼルス往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:70,000、R:80,000、H:90,000、ファーストクラスは110,000。
従来は北米ゾーンで、エコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
11,000~14,000マイル区間 L:45,000、R:55,000、H:65,000
(東京-フランクフルト・パリ・ロンドン・シカゴ・ニューヨーク・ワシントン往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:75,000、R:85,000、H:95,000、ファーストクラスは120,000。
従来は、北米はエコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000、ヨーロッパはエコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、ヨーロッパは変わらず、北米のうちシカゴ・ニューヨーク・ワシントンはエコノミーとビジネスで+5,000、ファーストで+10,000とかなりの値上げ。
従来と比較しお得になったかどうかは利用区間と利用時期によりますが、基本的にはレギュラーシーズンをベースに考えると従来とそれほど変えずに設計した、という印象を持ちます。ただ、区間距離の関係上仕方ないとはいえ、ホノルル線と北米のシカゴ・ニューヨーク・ワシントン線の値上げは非常に残念です。1,601~2,000マイル区間は従来の近距離アジアゾーンだったときより若干お得にはなりました。
また、国内線のところでも述べましたが、シーズン制とすることで多少余計のマイルを支払うにしても特典の利用できない日がなくなったことは素直に評価したいと思います。ただ、やはり問題は、利用できない日がなくなったことと、特典航空券の席がとれるかどうかは別問題ということ。マイル数が高くなり特典利用不可の日をなくしても、ハイシーズンの時期は黙っていても空席は埋まるので、わざわざ特典用にある程度まとまった数の席を出してもらえるのか疑問なところです。
また、国際線特典航空券では、空港税に加えてかなり高額の燃油サーチャージを追加支払いしなければならなりません。燃料高騰のご時世であることは理解できますが、有償航空券で燃油サーチャージを負担するのは致し方ないとしても、せめて「特典」については燃油サージャージの徴収を免除していただきたいものです。航空会社サイドで自主的に制度をそのように変更していくとは考えにくいため、利用者が声をあげ、その声を結集していきたいところです。折を見て、他社の特典航空券では燃油サーチャージの負担がどのようになっているか調査してみたいと考えております。
以下のANAのWEBサイトでANA国際線特典航空券についての詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_int.html
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-2.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国際線特典航空券編)
国際線の場合は、これまではゾーン及びクラスごとに定められた規定のマイル数での交換でしたが、今後は、区間距離、シーズンに応じたマイル数が必要になります。
国際線の場合も国内線同様、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)、シーズン(L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン)により特典交換に必要なマイル数が決まります(ファーストクラスについてはシーズンによる必要マイル数の変動なし)。ただし国際線の場合、利用方面(エリア)によりシーズンが異なってくるので注意が必要です。こちらの一覧については、データ量が多いので、ANAのWEBサイト(本記事の最後にあるリンクよりジャンプできます)でご確認下さい。
目的地がゾーンでなく全旅程距離となり、分かりにくくなってしまったので、ここではANAのWEBサイト記載のケースを例に、具体的なご紹介したいと思います。
エコノミークラス往復旅程(2区間)の場合の必要マイル数
601~1,600マイル区間 L:12,000、R:15,000、H:18,000
(東京・大阪・名古屋-ソウル往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:25,000、R:30,000、H:35,000、ファーストクラスは50,000。
従来は、エコノミー15,000、ビジネス30,000、ファースト50,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは従来と変わらず。
1,601~2,000マイル区間 L:14,000、R:18,000、H:21,000
(東京-瀋陽、大阪-瀋陽・大連・上海・青島・杭州、名古屋-上海往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:30,000、R:35,000、H:40,000、ファーストクラスは55,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:近距離アジアのゾーンでも短距離の部類ということで、レギュラーシーズンベースではエコノミー-2,000、ビジネスとファーストは-5,000の値下げで従来よりややお得。
2,001~4,000マイル区間 L:17,000、R:20,000、H:23,000
(東京-大連・青島・上海・杭州・北京・台北・厦門・香港・広州、大阪-台北・北京・厦門・香港・グアム、名古屋-天津・台北・広州往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:35,000、R:40,000、H:45,000、ファーストクラスは60,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
4,001~7,000マイル区間 L:30,000、R:35,000、H:40,000
(東京-ホーチミンシティ・バンコク・シンガポール往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:55,000、R:60,000、H:65,000、ファーストクラスは80,000。
従来は、遠距離アジアのゾーンで、エコノミー35,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
7,001~9,000マイル区間 L:35,000、R:40,000、H:45,000
(東京-ホノルル・ムンバイ往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:60,000、R:65,000、H:70,000、ファーストクラスは90,000。
従来は、エコノミー40,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでみた場合、エコノミーは変わらず、ビジネスは+5,000、ファーストは+10,000で従来よりかなりの値上げ。
9,001~11,000マイル区間 L:40,000、R:50,000、H:60,000
(東京-サンフランシスコ・ロサンゼルス往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:70,000、R:80,000、H:90,000、ファーストクラスは110,000。
従来は北米ゾーンで、エコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
11,000~14,000マイル区間 L:45,000、R:55,000、H:65,000
(東京-フランクフルト・パリ・ロンドン・シカゴ・ニューヨーク・ワシントン往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:75,000、R:85,000、H:95,000、ファーストクラスは120,000。
従来は、北米はエコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000、ヨーロッパはエコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、ヨーロッパは変わらず、北米のうちシカゴ・ニューヨーク・ワシントンはエコノミーとビジネスで+5,000、ファーストで+10,000とかなりの値上げ。
従来と比較しお得になったかどうかは利用区間と利用時期によりますが、基本的にはレギュラーシーズンをベースに考えると従来とそれほど変えずに設計した、という印象を持ちます。ただ、区間距離の関係上仕方ないとはいえ、ホノルル線と北米のシカゴ・ニューヨーク・ワシントン線の値上げは非常に残念です。1,601~2,000マイル区間は従来の近距離アジアゾーンだったときより若干お得にはなりました。
また、国内線のところでも述べましたが、シーズン制とすることで多少余計のマイルを支払うにしても特典の利用できない日がなくなったことは素直に評価したいと思います。ただ、やはり問題は、利用できない日がなくなったことと、特典航空券の席がとれるかどうかは別問題ということ。マイル数が高くなり特典利用不可の日をなくしても、ハイシーズンの時期は黙っていても空席は埋まるので、わざわざ特典用にある程度まとまった数の席を出してもらえるのか疑問なところです。
また、国際線特典航空券では、空港税に加えてかなり高額の燃油サーチャージを追加支払いしなければならなりません。燃料高騰のご時世であることは理解できますが、有償航空券で燃油サーチャージを負担するのは致し方ないとしても、せめて「特典」については燃油サージャージの徴収を免除していただきたいものです。航空会社サイドで自主的に制度をそのように変更していくとは考えにくいため、利用者が声をあげ、その声を結集していきたいところです。折を見て、他社の特典航空券では燃油サーチャージの負担がどのようになっているか調査してみたいと考えております。
以下のANAのWEBサイトでANA国際線特典航空券についての詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_int.html
みなさん、こんにちは。
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-1.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国内線特典航空券編)
これまで国内線は2区間一律15,000マイル(沖縄離島路線を追加する場合のみ5,000マイル追加の20,000マイル)、国際線の場合は、ゾーン及びクラスごとに定められた規定のマイル数での交換でしたが、今後は、国内線・国際線共に、区間距離、シーズンに応じたマイル数が必要になります。
今回は、国内線特典航空券についてご紹介します。
ANA国内線特典航空券(普通席のみ)
全旅程の距離(区間基本マイレージの合計数)と必要なマイル数
L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン
0~600 L:11,000、R:12,000、H:15,000
(近距離往復:東京-大阪、大阪-熊本、名古屋-松山等)
601~1,600 L:12,000、R:15,000、H:18,000
(中距離往復)
1,601~2,000 L:14,000、R:18,000、H:21,000
(長距離往復:東京・名古屋-沖縄、札幌-福岡・鹿児島往復等)
2,001~4,000 L:17,000、R:20,000、H:23,000
(超長距離往復:仙台・新潟-沖縄往復等)
ANA国内線全路線シーズン一覧(2008年度)
L:4/5~4/24 5/7~6/30 12/1~12/25 [2009]1/5~2/10
R:5/6 7/1~8/7 8/18~11/30 [2009]2/11~3/19
H:4/25~5/5 8/8~8/17 12/26~[2009]1/4 3/20~3/31
従来と比較しお得になったかどうかは利用区間と利用時期によりますが、管理人としては、羽田-那覇線はローシーズン14,000マイル、レギュラーシーズン18,000マイル、ハイシーズン21,000等に象徴されるように、特典で行きたいところ(航空運賃の高い遠距離路線)のマイル数が多くなってしまったので、あまり嬉しくない変更だと感じています。ただ、多くのマイルを払うことで、一年中特典航空券の利用できない日がなくなったことは改善と思います。
問題は、利用できない日がなくなったことと、特典航空券の席がとれるかどうかは別問題ということ。マイル数が高くなり特典利用不可の日をなくしても、ハイシーズンの時期は黙っていても空席は埋まるので、わざわざ特典用にある程度まとまった数の席を出してもらえるのか疑問なところです。
航空券の値段と交換に必要なマイレージを比較した場合、日本の国内線航空運賃は高めですので、国内線特典航空券はお得な使い方の一つでした。特に長距離線の東京-沖縄線などはお得感の高い使い方でした。国内線特典航空券は当日空港で空席があれば前の便への変更も出来ますので、最終便での予約をしておけば、特別に込み合っていない限り変更も事実上可能で、使い勝手の良い特典だと思います。
また、国際線特典航空券では、空港税に加えてかなり高額の燃油サーチャージを追加支払いしなければならないため、何となくお得感がイマイチな気がすることを考えると、国内線特典航空券では燃油サーチャージの追加もありませんので、「マイルで旅行した」という実感があります。
長距離線の必要マイル数が増えてしまったのは残念ですが、シーズンを考慮しながら上手に使っていきたいというのが管理人の考えです。
以下のANAのWEBサイトで詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_dom.html
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-1.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国内線特典航空券編)
これまで国内線は2区間一律15,000マイル(沖縄離島路線を追加する場合のみ5,000マイル追加の20,000マイル)、国際線の場合は、ゾーン及びクラスごとに定められた規定のマイル数での交換でしたが、今後は、国内線・国際線共に、区間距離、シーズンに応じたマイル数が必要になります。
今回は、国内線特典航空券についてご紹介します。
ANA国内線特典航空券(普通席のみ)
全旅程の距離(区間基本マイレージの合計数)と必要なマイル数
L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン
0~600 L:11,000、R:12,000、H:15,000
(近距離往復:東京-大阪、大阪-熊本、名古屋-松山等)
601~1,600 L:12,000、R:15,000、H:18,000
(中距離往復)
1,601~2,000 L:14,000、R:18,000、H:21,000
(長距離往復:東京・名古屋-沖縄、札幌-福岡・鹿児島往復等)
2,001~4,000 L:17,000、R:20,000、H:23,000
(超長距離往復:仙台・新潟-沖縄往復等)
ANA国内線全路線シーズン一覧(2008年度)
L:4/5~4/24 5/7~6/30 12/1~12/25 [2009]1/5~2/10
R:5/6 7/1~8/7 8/18~11/30 [2009]2/11~3/19
H:4/25~5/5 8/8~8/17 12/26~[2009]1/4 3/20~3/31
従来と比較しお得になったかどうかは利用区間と利用時期によりますが、管理人としては、羽田-那覇線はローシーズン14,000マイル、レギュラーシーズン18,000マイル、ハイシーズン21,000等に象徴されるように、特典で行きたいところ(航空運賃の高い遠距離路線)のマイル数が多くなってしまったので、あまり嬉しくない変更だと感じています。ただ、多くのマイルを払うことで、一年中特典航空券の利用できない日がなくなったことは改善と思います。
問題は、利用できない日がなくなったことと、特典航空券の席がとれるかどうかは別問題ということ。マイル数が高くなり特典利用不可の日をなくしても、ハイシーズンの時期は黙っていても空席は埋まるので、わざわざ特典用にある程度まとまった数の席を出してもらえるのか疑問なところです。
航空券の値段と交換に必要なマイレージを比較した場合、日本の国内線航空運賃は高めですので、国内線特典航空券はお得な使い方の一つでした。特に長距離線の東京-沖縄線などはお得感の高い使い方でした。国内線特典航空券は当日空港で空席があれば前の便への変更も出来ますので、最終便での予約をしておけば、特別に込み合っていない限り変更も事実上可能で、使い勝手の良い特典だと思います。
また、国際線特典航空券では、空港税に加えてかなり高額の燃油サーチャージを追加支払いしなければならないため、何となくお得感がイマイチな気がすることを考えると、国内線特典航空券では燃油サーチャージの追加もありませんので、「マイルで旅行した」という実感があります。
長距離線の必要マイル数が増えてしまったのは残念ですが、シーズンを考慮しながら上手に使っていきたいというのが管理人の考えです。
以下のANAのWEBサイトで詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_dom.html
ご注意
本ブログ内の記事につきましては、内容を正確に記載するよう努めてはおりますが、その正確性を保証するものではありません。各種お申し込み等はご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。また、キャンペーン等は記事記載時点では有効であっても、閲覧時には既に有効期限が過ぎている場合等がございますのでご注意下さい。
カレンダー
カテゴリー
最新記事
(01/07)
(01/06)
(01/06)
(12/29)
(12/01)
最新コメント
[07/05 Akimosoq]
[07/04 Asowobif]
[06/30 Apazapii]
[04/26 Pharmd270]
[04/26 Pharmf181]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
管理人
性別:
男性
自己紹介:
航空会社マイレージに興味をもち、それがきっかけでマイレージだけでなく航空会社やホテルグループの上級会員資格、プレミアムクレジットカード取得などに精を出す。現在、それぞれのジャンルの重点研究課題は、マイルはANA、クレジットカードはアメックス、ホテルプログラムはスターウッドプリファードゲスト(SPG)。
最古記事
(03/08)
(03/09)
(03/09)
(03/10)
(03/11)
アクセス解析