航空会社マイレージ・クレジットカード・ホテルプログラム等についての話題を綴っていきます。
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みなさん、こんにちは。
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-2.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国際線特典航空券編)
国際線の場合は、これまではゾーン及びクラスごとに定められた規定のマイル数での交換でしたが、今後は、区間距離、シーズンに応じたマイル数が必要になります。
国際線の場合も国内線同様、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)、シーズン(L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン)により特典交換に必要なマイル数が決まります(ファーストクラスについてはシーズンによる必要マイル数の変動なし)。ただし国際線の場合、利用方面(エリア)によりシーズンが異なってくるので注意が必要です。こちらの一覧については、データ量が多いので、ANAのWEBサイト(本記事の最後にあるリンクよりジャンプできます)でご確認下さい。
目的地がゾーンでなく全旅程距離となり、分かりにくくなってしまったので、ここではANAのWEBサイト記載のケースを例に、具体的なご紹介したいと思います。
エコノミークラス往復旅程(2区間)の場合の必要マイル数
601~1,600マイル区間 L:12,000、R:15,000、H:18,000
(東京・大阪・名古屋-ソウル往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:25,000、R:30,000、H:35,000、ファーストクラスは50,000。
従来は、エコノミー15,000、ビジネス30,000、ファースト50,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは従来と変わらず。
1,601~2,000マイル区間 L:14,000、R:18,000、H:21,000
(東京-瀋陽、大阪-瀋陽・大連・上海・青島・杭州、名古屋-上海往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:30,000、R:35,000、H:40,000、ファーストクラスは55,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:近距離アジアのゾーンでも短距離の部類ということで、レギュラーシーズンベースではエコノミー-2,000、ビジネスとファーストは-5,000の値下げで従来よりややお得。
2,001~4,000マイル区間 L:17,000、R:20,000、H:23,000
(東京-大連・青島・上海・杭州・北京・台北・厦門・香港・広州、大阪-台北・北京・厦門・香港・グアム、名古屋-天津・台北・広州往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:35,000、R:40,000、H:45,000、ファーストクラスは60,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
4,001~7,000マイル区間 L:30,000、R:35,000、H:40,000
(東京-ホーチミンシティ・バンコク・シンガポール往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:55,000、R:60,000、H:65,000、ファーストクラスは80,000。
従来は、遠距離アジアのゾーンで、エコノミー35,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
7,001~9,000マイル区間 L:35,000、R:40,000、H:45,000
(東京-ホノルル・ムンバイ往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:60,000、R:65,000、H:70,000、ファーストクラスは90,000。
従来は、エコノミー40,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでみた場合、エコノミーは変わらず、ビジネスは+5,000、ファーストは+10,000で従来よりかなりの値上げ。
9,001~11,000マイル区間 L:40,000、R:50,000、H:60,000
(東京-サンフランシスコ・ロサンゼルス往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:70,000、R:80,000、H:90,000、ファーストクラスは110,000。
従来は北米ゾーンで、エコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
11,000~14,000マイル区間 L:45,000、R:55,000、H:65,000
(東京-フランクフルト・パリ・ロンドン・シカゴ・ニューヨーク・ワシントン往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:75,000、R:85,000、H:95,000、ファーストクラスは120,000。
従来は、北米はエコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000、ヨーロッパはエコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、ヨーロッパは変わらず、北米のうちシカゴ・ニューヨーク・ワシントンはエコノミーとビジネスで+5,000、ファーストで+10,000とかなりの値上げ。
従来と比較しお得になったかどうかは利用区間と利用時期によりますが、基本的にはレギュラーシーズンをベースに考えると従来とそれほど変えずに設計した、という印象を持ちます。ただ、区間距離の関係上仕方ないとはいえ、ホノルル線と北米のシカゴ・ニューヨーク・ワシントン線の値上げは非常に残念です。1,601~2,000マイル区間は従来の近距離アジアゾーンだったときより若干お得にはなりました。
また、国内線のところでも述べましたが、シーズン制とすることで多少余計のマイルを支払うにしても特典の利用できない日がなくなったことは素直に評価したいと思います。ただ、やはり問題は、利用できない日がなくなったことと、特典航空券の席がとれるかどうかは別問題ということ。マイル数が高くなり特典利用不可の日をなくしても、ハイシーズンの時期は黙っていても空席は埋まるので、わざわざ特典用にある程度まとまった数の席を出してもらえるのか疑問なところです。
また、国際線特典航空券では、空港税に加えてかなり高額の燃油サーチャージを追加支払いしなければならなりません。燃料高騰のご時世であることは理解できますが、有償航空券で燃油サーチャージを負担するのは致し方ないとしても、せめて「特典」については燃油サージャージの徴収を免除していただきたいものです。航空会社サイドで自主的に制度をそのように変更していくとは考えにくいため、利用者が声をあげ、その声を結集していきたいところです。折を見て、他社の特典航空券では燃油サーチャージの負担がどのようになっているか調査してみたいと考えております。
以下のANAのWEBサイトでANA国際線特典航空券についての詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_int.html
ANAマイレージクラブ変更点解説の続きです。
4-2.特典交換に必要なマイル数が区間距離、シーズンにより変動(国際線特典航空券編)
国際線の場合は、これまではゾーン及びクラスごとに定められた規定のマイル数での交換でしたが、今後は、区間距離、シーズンに応じたマイル数が必要になります。
国際線の場合も国内線同様、全旅程の距離(区間基本マイレージの合計)、シーズン(L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン)により特典交換に必要なマイル数が決まります(ファーストクラスについてはシーズンによる必要マイル数の変動なし)。ただし国際線の場合、利用方面(エリア)によりシーズンが異なってくるので注意が必要です。こちらの一覧については、データ量が多いので、ANAのWEBサイト(本記事の最後にあるリンクよりジャンプできます)でご確認下さい。
目的地がゾーンでなく全旅程距離となり、分かりにくくなってしまったので、ここではANAのWEBサイト記載のケースを例に、具体的なご紹介したいと思います。
エコノミークラス往復旅程(2区間)の場合の必要マイル数
601~1,600マイル区間 L:12,000、R:15,000、H:18,000
(東京・大阪・名古屋-ソウル往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:25,000、R:30,000、H:35,000、ファーストクラスは50,000。
従来は、エコノミー15,000、ビジネス30,000、ファースト50,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは従来と変わらず。
1,601~2,000マイル区間 L:14,000、R:18,000、H:21,000
(東京-瀋陽、大阪-瀋陽・大連・上海・青島・杭州、名古屋-上海往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:30,000、R:35,000、H:40,000、ファーストクラスは55,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:近距離アジアのゾーンでも短距離の部類ということで、レギュラーシーズンベースではエコノミー-2,000、ビジネスとファーストは-5,000の値下げで従来よりややお得。
2,001~4,000マイル区間 L:17,000、R:20,000、H:23,000
(東京-大連・青島・上海・杭州・北京・台北・厦門・香港・広州、大阪-台北・北京・厦門・香港・グアム、名古屋-天津・台北・広州往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:35,000、R:40,000、H:45,000、ファーストクラスは60,000。
従来は、近距離アジアのゾーンで、エコノミー20,000、ビジネス40,000、ファースト60,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
4,001~7,000マイル区間 L:30,000、R:35,000、H:40,000
(東京-ホーチミンシティ・バンコク・シンガポール往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:55,000、R:60,000、H:65,000、ファーストクラスは80,000。
従来は、遠距離アジアのゾーンで、エコノミー35,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
7,001~9,000マイル区間 L:35,000、R:40,000、H:45,000
(東京-ホノルル・ムンバイ往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:60,000、R:65,000、H:70,000、ファーストクラスは90,000。
従来は、エコノミー40,000、ビジネス60,000、ファースト80,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでみた場合、エコノミーは変わらず、ビジネスは+5,000、ファーストは+10,000で従来よりかなりの値上げ。
9,001~11,000マイル区間 L:40,000、R:50,000、H:60,000
(東京-サンフランシスコ・ロサンゼルス往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:70,000、R:80,000、H:90,000、ファーストクラスは110,000。
従来は北米ゾーンで、エコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、従来と変わらず。
11,000~14,000マイル区間 L:45,000、R:55,000、H:65,000
(東京-フランクフルト・パリ・ロンドン・シカゴ・ニューヨーク・ワシントン往復等)
ちなみにビジネスクラスの場合は、L:75,000、R:85,000、H:95,000、ファーストクラスは120,000。
従来は、北米はエコノミー50,000、ビジネス80,000、ファースト110,000、ヨーロッパはエコノミー55,000、ビジネス85,000、ファースト120,000。
※コメント:レギュラーシーズンベースでは、ヨーロッパは変わらず、北米のうちシカゴ・ニューヨーク・ワシントンはエコノミーとビジネスで+5,000、ファーストで+10,000とかなりの値上げ。
従来と比較しお得になったかどうかは利用区間と利用時期によりますが、基本的にはレギュラーシーズンをベースに考えると従来とそれほど変えずに設計した、という印象を持ちます。ただ、区間距離の関係上仕方ないとはいえ、ホノルル線と北米のシカゴ・ニューヨーク・ワシントン線の値上げは非常に残念です。1,601~2,000マイル区間は従来の近距離アジアゾーンだったときより若干お得にはなりました。
また、国内線のところでも述べましたが、シーズン制とすることで多少余計のマイルを支払うにしても特典の利用できない日がなくなったことは素直に評価したいと思います。ただ、やはり問題は、利用できない日がなくなったことと、特典航空券の席がとれるかどうかは別問題ということ。マイル数が高くなり特典利用不可の日をなくしても、ハイシーズンの時期は黙っていても空席は埋まるので、わざわざ特典用にある程度まとまった数の席を出してもらえるのか疑問なところです。
また、国際線特典航空券では、空港税に加えてかなり高額の燃油サーチャージを追加支払いしなければならなりません。燃料高騰のご時世であることは理解できますが、有償航空券で燃油サーチャージを負担するのは致し方ないとしても、せめて「特典」については燃油サージャージの徴収を免除していただきたいものです。航空会社サイドで自主的に制度をそのように変更していくとは考えにくいため、利用者が声をあげ、その声を結集していきたいところです。折を見て、他社の特典航空券では燃油サーチャージの負担がどのようになっているか調査してみたいと考えております。
以下のANAのWEBサイトでANA国際線特典航空券についての詳細が確認できます。
http://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_area_int.html
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